概要

アドバンスソフトが提供する科学技術計算等のソフトウェアのライセンスは ライセンスマネージャソフトウェア Thales Sentinel Run-time Environments (以下 RTE)上で管理されます. RTE には, ライセンスサーバとライセンス管理ツール (Admin Control Center. 以下 ACC)など一式が格納されています. このマニュアルではライセンスを管理するための RTE のインストールと初期設定を説明します.

事前準備

メール受信許可

noreply@sentinelcloud.com より, アクティベーションに必要な情報を通知するメールが届きます.

もし, お手元にメールが届かない場合は

  • 迷惑メールフォルダの確認,
  • 受信拒否リストに sentinelcloud.com が含まれていないことの確認や
  • 受信許可リストへの sentinelcloud.com の追加

などメール設定をご確認ください.

動作環境の確認

RTE は以下の環境で動作します.

  • Windows
  • macOS
  • RedHat 系または Debian 系の Linux

マシン構成の検討

ライセンスサーバを設置しない場合, ソフトウェアを実行する端末に RTE をインストールし, その上でライセンス管理を行います.

ライセンスサーバを設置する場合, まずライセンスサーバ上で RTE のインストール, ライセンス有効化とサーバ設定を行います. 次に, ソフトウェアを実行する端末のサーバ接続設定を行います.

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ライセンス有効化の手順

以下に端末, またはライセンスサーバ上でライセンスを有効化する全体手順を示します.

  1. Thales Sentinel Run-time Environments (以下 RTE) を端末, またはサーバマシンにインストールします (RTE のインストール章). RTE のインストールが成功すると, ライセンス管理ページ Admin Control Center (以下 ACC) にウェブブラウザからアクセスすることが可能となります.
  2. ACC 上で C2V ファイルを作成します (C2V ファイルの生成章). C2V ファイルにより端末を登録します.
  3. 弊社からお送りしたメールのリンクより, C2V ファイルを登録します (C2V ファイルの登録章).
  4. C2V ファイルを登録すると, V2C または V2CP ファイルがダウンロード可能となります. V2C ファイルによりアクティベーションを完了します. V2C または V2CP ファイルをダウンロードします (V2C ファイルのダウンロード)
  5. V2C ファイルを ACC に登録します (V2C ファイルの登録章).

上記 5 の時点で, その端末上のみ, ライセンスを利用することができる状態となります. ライセンスサーバを設置しない場合は, この状態でソフトウェアをご利用ください.

ライセンスサーバなど, 他の端末からもライセンスを利用する場合は, さらにネットワークライセンスの設定を行います.

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